TOPICS
トピックス

2026年5月24日(日)、さいたま共済会館504号室で「2026年第1回スチュワード研修会」を行いました。今回の研修会は「未来を創る。」がテーマ。浦和レッズや三菱重工浦和レッズレディースを支えるスチュワード活動の現在地を見つめ直し、今後のあり方について考える場として実施されました。
【会場】さいたま共済会館 504号室
【参加人数】スチュワード41名
【プログラム内容】
第一部 研修会
1. 他クラブの状況(Jボラ ラウンドテーブルから)
2. 2025シーズン後アンケート結果
3. グループワーク : スチュワードの目指すもの
第二部 懇親会
毎シーズン、シーズン開始時などに行っているスチュワード研修会。今シーズンは、Jリーグのシーズン移行に伴い、明治安田Jリーグ百年構想リーグ・地域リーグラウンドが終了したタイミングでの実施となりました。今回も、「未来を創る。」をテーマに運営・設営・構成にいたるすべての工程をスチュワードメンバーが進め、二部構成で実施されます。
定刻に始まった第一部・研修会は、スチュワード委員会中村寛委員長の挨拶でスタートしました。

挨拶の中で中村委員長は100名を超えるスチュワード体制の現状に触れながら、今回の研修について「昨年スチュワード活動30周年記念イベントで過去を振り返りましたが、このベースを大切にしながら『5年後、10年後。スチュワードはどういう姿がふさわしいのだろうか』ということをみなさまと考え、議論する場を今回の研修会の位置づけとしました。新しい方も増えている中でも、私たちのキーワードである『スマイルスチュワード』を持って、プラスになる未来志向の議論の場にしたいと思います」と語りました。

◆研修会 1. 他クラブの状況
続いて、本編へ。まずは、今年1月に行われた『首都圏Jリーグボランティア交流会』の振り返りです。浦和レッズ以外にもFC東京や川崎フロンターレ、RB大宮アルディージャなど、各クラブのボランティア組織の特徴や運営体制などが紹介され、スチュワードの立ち位置や現状について、活発な意見交換の場となったことが紹介されました。
Jリーグボランティアと一言に言っても、各クラブで体制はさまざま。レッズのスチュワードは、首都圏で唯一の「独立組織」です。30年にわたる歴史を持つ“市民文化型”の組織であり、委員会体制や研修制度、表彰、大学連携など、育成の仕組みが充実している点も大きな特徴として報告がなされました。
また、「ボランティアは労働ではなく、地域文化である」という考えに基づいて行われているスチュワード活動は、単なるボランティアや運営補助ではなく、クラブと地域をつなぐ大切な文化として存在していることも再確認。クラブとの関係についても、「指示される存在」ではなく「共創するパートナー」であることも、改めて伝えられ、参加しているみなさまが大きく頷く場面もみられました。

◆研修会 2. 2025シーズン後アンケート結果
次に、「2025シーズン後アンケート結果」と題し、2025シーズン終了後に実施されたアンケートの集計結果が発表されました。ここではスチュワードのみなさまの率直な意見や思いが述べられる時間に。
「参加することが楽しみ」「少しでも役に立ちたい」といった前向きな声がある一方で、「制限が多く楽しくない」「新人への接し方に配慮が必要」といった課題も挙げられました。
特に、大きな課題となっている新人育成については、多くの意見が。「先輩スチュワードから声を掛けてもらえたことで安心できた」、「自分の思い通りに動かない新人にイライラしないことが大切」、「萎縮させず、丁寧に教えるべき」という声など、さまざまな視点で意見がでていることが共有されていました。

同時に、スチュワードメンバーをまとめていく役割を担うSSMメンバーに関しても、「一部のメンバーの負担が大きい」「ボランティアの範囲を超えている部分もある」といった意見が上がっており、役割分担の見直しの必要性も課題であるとされました。
そのほかにも待遇面やクラブとの交流、若い世代の参加促進についても多くの声が寄せられ、「20代、30代がやりがいを感じられる活動づくり」や「若い世代が着たくなるユニフォームデザイン」など、将来を見据えた提案も聞かれるなど、貴重な意見が集まりました。

◆研修会 3. グループワーク : スチュワードの目指すもの
振り返りを行ったあとは、本題となるグループワークに移ります。5つのグループに分かれて、「5年後、10年後。スチュワードの目指すもの」をテーマに意見交換が行われました。各グループともにまずは自己紹介や、スチュワードになった経緯など、お互いを知ることから意見交換が始まります。

「2002年の日韓ワールドカップを目指してスチュワードになった」「浦和レッズが好きでスチュワードをはじめた」など、それぞれのエピソードが聞かれ、お互いへの理解も深まっていく様子。自己紹介のあとは、徐々に現在のスチュワードの状況や今後に向けた意見交換へ。どのグループも活発に意見が交わされており、中には、参加していたクラブスタッフに「クラブはスチュワードをどのように思っているか」と尋ねる場面も。
この問いに対して、クラブは「一緒によりよいホームゲームを作り上げていく仲間」であること。その思いが、改めて伝えられており、クラブとスチュワードの関係性も、より深まる時間にもなっていました。
そうした議論を経て、各グループで出てきたのは…
「ボランティア(スチュワード活動)は楽しい。そうではなかったら次は来ない。チームを応援している人、活動そのものを楽しんでいる人。いろいろな人がいる中で人間関係が良好になって、次につながる。それがモチベーションになるのではないかなという意見があり、“ボランティアは楽しい”ことを広めていくことが大事ではないかという話になりました」
「5年後、10年後の自分たちの姿というキーワードの中で、自分で考えて進められる組織でありたい。そして、スチュワードもお客様も楽しめる組織であること。若返りに関してや、海外のお客様への対応などもどんどん進めていきたいものですが、そのベースには“やっぱり来て良かったと思える雰囲気作り”。地域貢献、地元貢献に関するPRは積極的に行っていきたい」
「さまざまな意見が出てくる中で、インセンティブがあるといいなという話が出ました。選手との交流などはわかりやすい例ですが、それもひとつのモチベーションになるのではないか。また、スチュワード内での交流も大事なこと。名前と顔がわかる工夫をしていきたい」

そのほかにも、「体験スチュワードを実施した選手が活躍するとうれしい」「クラブスタッフと間違えられてはいけないという一定のルールがあるうえで、スチュワードが身につけるビブスなども、時代に沿っておしゃれなデザインにしたい」「体験に来る方には、後半は試合を見られるなど、特典的なものがあっても面白いのでは」など、多くの意見が飛び出し、グループワークもどんどん盛り上がりを見せていました。
経験年数や立場を越えて対話が行われたことで、多くの気づきや学びが生まれる時間となった今回。総まとめは、来る新シーズンに向けて行われる7月の第2回研修会で発表されていきます。

最後に浦和レッズ後援会中村修三専務理事より「圧倒されながら、各グループの議論を聞いていました。常に先を見据えて前向きな取り組みをする姿は、サッカーとも共通しています。サッカー用語のひとつにMTM=マッチトレーニングマッチというものがあります。簡単に言うと、試合で出てきた課題をトレーニングで解消し、試合でトライしていくことですが、スチュワードのみなさまは、それをすでに実践されています。だからこそ、成長し続けていきますし、みなさまは、一体どこまで成長するのだろうと、ますます楽しみになりました」と研修会の総括とともに、今後に向けての言葉が贈られ、大きな拍手で締めくくられました。
次の5年、10年に向けて、どのような組織を目指していくのか。今回のスチュワード研修では改めて、それぞれの意見や思いを、伝え合い、考える貴重な機会になりました。参加者一人ひとりが「未来を創る」というテーマを自分事として受け止め、今後の活動への想いを新たにする研修会を経て、スチュワード活動もより活発に、新シーズンを迎える準備へと、進んでいきます。
スチュワードは、新シーズンに向け、一緒に活動をして下さるみなさまを募集中です。「1日だけ体験してみたい!」「スポーツの現場に触れてみたい」などなど、スチュワード活動の第一歩を踏み出してみませんか?
詳細はこちらから! みなさまのご参加をお待ちしています。
https://reds-ss.com/steward/
