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Hello! Reds MC「朝井 夏海さん 後編」
皆さんこんにちは!
浦和レッズ後援会です。
今月のHello! Redsは、
スタジアムMCの朝井夏海さんです。
後編では、浦和レッズと朝井さんが歩んできた30年間について、朝井さんの印象深い選手、後援会との思い出エピソードなどをお伺いしてきました。
是非、最後までご覧ください。
◇私のことを「なつみ…」と呼ぶのはたった一人〇〇選手だけ…。
―――場内MCとして、浦和レッズの様々な出来事に携わってきたと思いますが、最も記憶に残っていることはございますか?
やはり優勝の瞬間ですかね。30年という長い間レッズでお世話になっていますが、未だ一度も優勝インタビューを担当したことがありません。そのため、優勝する度に「あそこに行ってインタビューしたいな、いつも聞いていることを優勝の瞬間に聞きたいな」と思っています。やはりACLでもリーグ戦でも優勝は選手のみんなが頑張ってきた証なのでとても印象に残ります。
それと、選手の“最後の試合”の時です。これは長年色々な選手がいましたけれど、最近だと阿部さん(阿部勇樹さん)、宇賀神選手(宇賀神友弥選手)、槙野選手(槙野智章選手)。「もうここで一緒に闘うことはないのだ」と思った試合は記憶に残っています。浦和レッズでは引退セレモニー終了後、引退選手がスタジアムを一周回るときに流す曲はご本人からリクエストをもらっています。阿部さんは安室奈美恵さんの「Hero」と嵐の「カイト」を選曲しました。私もファン・サポーターのみんなと同じように一緒に見ているだけなのですが、曲を聴きながら、本人が今どんな気持ちなのかと思いジーンときてしまいます。
―――場内MCとして多くの選手と関わってきたと思いますが、印象的な選手はいますか?
私のことを唯一「なつみ」と呼ぶのは岩波選手です。どんな人からも「朝井さん」と呼ばれるのですが、岩波選手だけはよくわからないけど「なつみ」と呼びます。でもなんか「なつみ!!!」みたいな感じではなく「なつみ(ボソッ)」です。だからすごくかわいい。フランクな方なのだと思うといきなり敬語を使ったり面白いな…と思って。最初は本当にびっくりしちゃったし一瞬無視してしまいました。で、「あ!私か!!」みたいな(笑)。本人にも「私のことをなつみと呼ぶのはあなたしかいないよ」というとニコッと笑っています。きっかけは分かりませんが、冗談で呼んでみたら私が面白かったから呼び続けているんじゃない?(笑)
◇これからも変わらず浦和レッズと歩んでいく
―――今後挑戦してみたいことはありますか?
新しいことをやってみたい!というよりは今やっていることを進化させていきたいです。今のスタイルに慣れているファン・サポーターが大勢いるのです。現在の浦和レッズが持っている軸をぶらすことなく、最近から浦和レッズを応援してくれるようになったファン・サポーターの皆さんが、スタジアムへ入りやすい雰囲気を作り出せないかと考えています。例えば、映像を使って何かできないか、若い人のイメージも取り入れ、初めての方にも「また来たい」と思ってもらえるような雰囲気に進化し続けたいと思っています。
最近は小さいことからチャレンジしてみようと、ファン・サポーターの皆さんはどこが変わったかわからないくらいのことを少しずつマイナーチェンジしています。
―――今後浦和レッズとどのように歩んでいきたいですか?
これからもずっと今と変わらないと思います。私が初めて担当したときにいたスタッフの方が今もたくさん残っています。記者やJリーグの関係者などのスタッフも同じです。でも、たまに「朝井さんに小学生の頃、誕生日の場内放送で名前を呼ばれました」という方がいて「うわ、まじかよ」と思って(笑)。
私はこれほど長い間場内MCをしていて、シーズン中の5月生まれなのに1度しか名前を呼ばれたことがありません。岩沢くんが最後に「そして朝井夏海さん」と呼んでくれました。オーロラビジョンの前でも写真を撮りました。次、試合日に誕生日がいつ来るかわからないし、30年後とかじゃ私いない…と思って。都築さん(都築龍太さん)とか3回くらい呼んでいるのに(笑)。岩沢くんは12月生まれだから試合もないし1回も呼んだことないの(笑)。
―――後援会の様々なイベントに参加していただいていると思いますが、印象に残っているイベントはありますか?
後援会のイベントは浦和レッズファミリーの中でやれるので、全部楽しい。でも印象に残っているのはACLの応援ツアーかな。シドニーと韓国の応援ツアーに一緒に行かせていただきました。「何号車のバスに乗ってください」と言われ「わかりました!」と。バスに乗って、スタジアムへ行くまでの道のりでは岩沢くんと一緒に録音していたスタジアムMC風の録音テープや、『House of love』がバスツアーの全てのバスに一斉に流れました。「さぁ、スタジアムが見えてきました。今日も一緒に闘いましょう!」って(笑)。それを聞きながら、「いやいやいやいや聞くのが恥ずかしい…これだったらここで話すほうがいいね、恥ずかしい…」と岩沢くんと話しました。この時に「みんなとこんなにワクワクしてスタジアムへ行けるんだ!!」という気持ちになったことを今でも覚えています。
あとは、新潟ツアーの帰りの後援会貸し切りの新幹線!車掌さんが使うマイクを初めて手にして「本日のゲームは勝利しました。他会場の結果は…」とか言っちゃって(笑)。マイクの持ち方も違うし、後援会さんにはそんな貴重な経験もさせてもらっています。もちろんレッズフェスタとかも楽しいけど、応援ツアーは自分も一員となって応援し楽しめたので印象的です。
―――最後にファン・サポーターでもある後援会の皆さんにメッセージをお願いいたします。
本当にいつもありがとうございます。イベントの際にはお顔がわかる方が多くて、一番安心してできるイベントでした。ここ何年か皆さんとお会いすることが無くオンラインで見ていただく形なので、早く対面でお会いしたいと思っています。これからはバスツアーなども積極的に行きたいし、一緒に色々なイベントに参加させていただきたいなと思っているのでよろしくお願いしますというのと、新しい選手が多く力が必要なので一緒に闘っていただきたいと切に願います。
以上、朝井さんのインタビューでした。
朝井さんを「なつみ…」と呼ぶ岩波選手を想像してみると、なんだか微笑ましくなりますね…。
朝井さんは後援会の様々なイベントに参加してくださっています。
これからも、是非多くのイベントに参加していき、浦和レッズの後押しをしていきたいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。