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Hello! Reds Steward
「山本直宏さん、勝手美里さん、斉藤淳子さん」
皆さんこんにちは!
浦和レッズ後援会です。
今月のHello! Redsは、
スチュワード 山本直宏さん、勝手美里さん、斉藤淳子さんです。
浦和レッズでは、試合運営サポートスタッフを「スチュワード」と呼んでいます。
先月、後援会会員の皆様にお送りした会報「RD EXPRESS 88号」に掲載するためインタビューしたのですが、ページの編集の都合上、ほんの一部しか掲載できませんでしたので、今日はこのメールマガジンで改めて掲載致します!
今回ご紹介するのは、昨シーズンでスチュワード活動を引退された山本直宏さん、昨シーズンよりスチュワードを始められた勝手美里さん、斉藤淳子さんです。
こちらの3名に試合運営を裏方として支えるスチュワードの熱い想いをインタビューさせていただきました。
是非ご覧ください!
(左)斉藤淳子さん(右)勝手美里さん
山本直宏さん
◆スチュワードは浦和レッズをサポートする方法
―――スチュワードをはじめたきっかけを教えてください。
【山本】2002年のワールドカップのボランティア活動に参加し、その時に浦和レッズと大宮アルディージャのボランティアの方に「うちへ来て一緒にボランティアをやりませんか?」と誘われたことがきっかけでした。私自身、埼玉出身ではないため浦和と大宮の対立関係があることを知らなかったんです。ですが、丁度その頃定年退職したこともあり「暇つぶしに両方やっちゃおうか!」とスタジアムでのボランティア活動を始めました。実際に活動を始めると、両チームともお互いに色々なことを言っているので…(笑)最初の頃は肩身が狭かったのですが、最近ではクラブの雰囲気も変わってきて、安心して色々な人に「2チームのボランティアをやっている」と言えるようになりました。
定年退職する前は、会社人間だったため大げさな言い方かもしれませんが、「他人の面倒を見る」などという奉仕活動をやったことが無かったのですが、身体が丈夫なうちに、助けられることがあれば少しでもお役に立ちたいと20年間やり切ることができました。
【勝手】コロナ前はシーズンチケットを購入しゴール裏で応援をしていましたが、コロナの影響で声出しやジャンプなどができなくなってしまいました。「ゴール裏で応援する以外にレッズを後押しする方法がないのか」と思っていた時に、サポーター仲間がスチュワードをやっていたことがきっかけとなり、私もやってみようかなと始めました。
【斉藤】私は、Jリーグが開幕した20代の頃にスチュワードを始めました。この時からレッズのサポーターだったため、大宮サッカー場に徹夜で並んだりもしていました。結婚し子どもができたため、スチュワードを一度辞めていたのですが、子どもが社会人になり子育ても落ち着いたので約30年ぶりにスチュワードへ復帰しました。また、ずっと応援していた平川忠亮選手(現:平川コーチ)が引退し、コーチとしてチームのサポートに回ったことで、私もゴール裏で応援するのではなく、クラブを裏でサポートする立場へ回りたいと思うようになりました。
―――スチュワード活動のやりがいはどのようなものですか?
【山本】やはり、人のお役に立てたということです。スチュワードを始めて2~3年の頃に後援会の貸し切りバスで、アウェイ応援ツアーに添乗員として同行し横浜へ行ったことがありました。初めて行ったスタジアムだったため、出口へ行くまでに迷ってしまいましたが、案内係のボランティアさんに駐車場の場所を聞くととても丁寧に教えてくれました。その時、私もこのような仕事をする必要があるなと改めて痛感しました、とても勉強になりました。
自慢話になってしまうかもしれませんが、私の父は戦前の高校生の頃から海外に留学していました。アメリカの全寮制だったため、日本人もほとんどいなかったそうです。周りからは変な東洋人と思われていたかも知れませんがルームメイトはとても仲良くしてくれたそうです。戦後当時の困っている現状を手紙でアメリカへ知らせると様々な物資を送ってくださり、援助してくれたことを私の小学校の頃の記憶ですが、今でも鮮明に覚えています。勤労感謝の日やクリスマスの日になると色々な物を送ってきてくれ、心の幅の広さを感じました。その時に「困っている人を見ると何か人助けをしたい」という気持ちが植えついていたのだと思います。先程も言ったように勤めていた頃は会社人間だったので、人の助けになるようなことはほとんどできていなかったので、退職後お金欲しさではなく、人のために働きたいと思いました。
【勝手】お客さまから「いつもありがとう」と言われることやインフォメーションなどで聞かれる質問に答えることができると「助けてあげられた、よかったな~」という気持ちになります。
【斉藤】スチュワード活動は本当に色々な方と接することができます。車椅子の方やお身体が不自由な方、小さいお子様を連れられている方もいらっしゃいます。
でも今日はホーム最終節で阿部選手の引退セレモニーがあるためか、「22番」のユニフォームを着ている人たちが多く、活動をしながら泣きそうになりました。スタジアムに来られるサポーターの熱い気持ちが私たちスチュワードにも伝わってきてこの空間を共に過ごせることがとても幸せです。色々な人が集まってレッズを応援していることがスチュワードになってより濃く見えるようになりました。浦和レッズの大好きなところです。
◆お客様の笑顔がスチュワード活動のパワー!
―――スチュワードには各スタンドの席案内やインフォメーションといった業務がありますが、その中でもどこの業務がお好きでしょうか?
【山本】やはり活動をしていて受け答えがあり色々な人と接するチャンスが多い業務はインフォメーションです。ACLの際には片言の英語で、指定席に自由に座られている方をゴール裏まで無事にご案内できたときにはやりがいを感じました。
【勝手】インフォメーションが楽しいときもありますが、自信がなく不安です。終わってみると、「今日はちゃんとできたぞ」と思えます。
【斉藤】私は席案内に業務の時に、キックオフ直前にスタジアムへ駆け込みで来られた方を迅速に指定の席へご案内ができた時がとても快感です。
―――スチュワード活動で思い出に残っていることはありますか?
【山本】車椅子の方が出入りする際に顔なじみになり、お客さんから挨拶されることが結構ありました。挨拶というちょっとしたことかもしれないけれど、認めてくれたような気がしてとても嬉しかったです。
退職後は若い方との接点はあまりないので、高校生の方や大学生の方などとお話できることは楽しかったです。
スチュワードは幅広い世代の色々な人と接することができるのでとても貴重な経験でした。
最初の頃はチケットもぎりの業務も行っていました。雨の日もチケットもぎりとマッチデーカードの配布をしていると、手がかじかんでしまい寒くて辛かったです。寒くて手が悴んで動かなかったです…。
―――スチュワード活動でびっくりしたことはありますか?
【勝手】埼スタが広すぎて毎回迷子になります。いつまで経っても覚えられない…。どこから行くと近道か分からないので毎試合、他のスチュワードさんに絶対くっついて行かなければなりません。(笑)迷ってしまってスチュワードなのにスチュワードに道を聞く…みたいな(笑)
【斉藤】スチュワード活動は本当に高待遇!!!お弁当も出て駐車場も停めさせていただいて、交通費も支給されて本当にびっくりしました。ちょっともらいすぎだと思っています…。
―――スチュワード活動を今後始められる方にメッセージをお願いします。
【山本】学生さんは、学生の間に世の中には色々な仕事があることを体験してほしいです。スチュワードもその一環として、自分に合った職業の選択肢を広げられる場になればいいなと思います。
【勝手】優しい先輩たちが丁寧に教えてくれます。是非、参加してみてください。
【斉藤】みんな本当に優しくて話しやすいです。とてもアットホームなので、是非幅広い世代の方に参加していただきたいです。スタジアムではコロナの影響で規制も多いので、是非この機会に違った形で浦和レッズをサポートしてみませんか?一緒にスチュワードとして浦和レッズを支えましょう!
以上、スチュワードの3名のインタビューでした。
皆さん、スチュワード活動をエンジョイ!していただいていることが伝わってきました。
スチュワードは「スマイルスチュワード」を合言葉に活動しています。
本日、15:00キックオフのジュビロ磐田戦も活動しておりますので、何かお困りごとがありましたらスチュワードまでお声掛けください♪
浦和レッズ後援会では「スチュワード」を募集しています。
https://reds-ss.com/steward/
体験スチュワード等も実施していますので、興味のある方はこちらまで是非お問い合わせください。