メルマガ
過去アーカイブ
Hello! Reds Staff
「早川拓海さん」
皆さんこんにちは!
浦和レッズ後援会です。
今月のHello! Reds Staffは
浦和レッズクラブスタッフ 早川拓海さんです!
早川さんは現在、浦和レッズのスタジアム運営担当にてお仕事をされています。
お仕事内容や、指定管理について、早川さんが描く埼玉スタジアム、またスタジアムグルメ、埼玉スタジアムで繋がる浦和レッズについてなどを熱く語っていただきました。
皆さん、浦和レッズのホームゲームの際、スタジアムでカレーを食べたことはありますか??
このインタビューを読むと来週の明治安田生命J1リーグ第33節柏レイソル戦で、スタジアムカレーを食べずにはいられなくなります!!
要注意ですよ!!
それでは、早川さんの熱い想いのインタビュー記事を、どうぞご覧ください!↓
◆埼玉スタジアムを軸として
―――現在、スタジアム運営担当のお仕事をされているとお伺いしました。お仕事内容を教えてください。
まず、スタジアム運営担当ができた背景についてお話させていただきます。浦和レッズは令和2年4月から埼玉スタジアムの「指定管理者」の一員になりました。浦和レッズは今まで「スタジアムの利用者」でしたが、「管理者の一員」になったことで、浦和レッズのノウハウやプロパティを使い、埼玉スタジアムをより活性化できるようになりました。
活動内容としては、昨年末に実施したクリスマスイベントや、南広場で実施するイベントを指定管理者である浦和レッズが事業として展開をしています。現在はコロナ禍での制限も多く、なかなか思うような活動ができないことが現状です。
その他にはスタジアムグルメの担当もしています。埼玉スタジアムの飲食売店の担当をしており、「埼スタカレープロジェクト」や、選手コラボのグルメなど、埼玉スタジアムを通じてファン・サポーターの方はもちろん県民の皆さんに浦和レッズの魅力を伝える活動を行っています。
―――大好評埼スタカレープロジェクトを始めたきっかけを教えてください。
コロナ禍で試合が開催できない期間に、浦和レッズとしては子供食堂に当時休業していた8店舗分の食材および飲料の出品提供など、色々な活動をさせていただきました。他クラブさんはスタジアム名物グルメをデリバリーで運ぶなどの取り組みを行っており、浦和レッズとしても試合ができない中、飲食売店の皆さんに収入を得ていただけることはないかと話し合いを続けていました。
また、その際に「埼玉スタジアムの名物グルメはなんだろう?ピンとくるものがない…。埼玉は名産物が少ないながらも、何か埼スタ名物を作っていきたい」と悩んでいた時、埼玉県は香辛料の出荷量が全国一位ということが分かりました。カレーはスタジアムグルメでも最適ですし、埼玉の良さを出した企画だと思い「全店舗でカレーを販売しよう、埼スタに来たらカレーを食べよう」というイベントを始めました。選手にも「埼スタの飲食売店が紛糾しており、力を貸してくれないか」というお願いをすると、コラボメニューの素材提供などに積極的に協力してくださいました。
―――今までお話をお伺いしたスタッフの方々は試合日の活動や選手と関わりのある方が多かったですが、早川さんのお仕事は裏方のようなイメージがあります。どのようなスケジュールでお仕事されていますか?
試合がない日は、スタジアム運営担当として埼玉スタジアムで勤務しています。業務内容としては、指定管理者の代表団体であるの埼玉県公園緑地協会さんとのやり取りや、スタジアムの安全管理、保守点検等の仕事をしています。飲食売店担当としては、飲食売店の皆さんとコミュニケーションを取りながら、「どんな施策をするとファン・サポーターの人たちに喜んでもらえるのか、色々なお客さんに来てもらうためにはどうすればいいのか」などを考えています。
試合日は、売店の皆さんとのコミュニケーションがメインになります。コラボグルメの売れ行きの確認や時間によっては売り切れ商品がないかの確認、後援会にもTwitterで発信していただくなどのサポートをたくさんいただいていますが、スタジアムグルメを楽しみにスタジアムに来ているのに売り切れてしまったということがないように、気をつけています。
また、飲食売店は食品を扱うことが主なので、提供のオペレーション上に何か不適切なことは無いかの管理や、コロナ禍での衛生面の確認などが主な仕事内容になってきます。
―――コロナ禍が明けた後、どのように埼玉スタジアムを活用したいですか?
現在、コロナ禍でイベントの制限が多くかかっているのですが、制限が解けた暁には「埼玉スタジアムを軸として」より多くの人に来場してもらい、試合がない日も含め埼玉スタジアムを身近に感じていただくイベントを企画していければと思っています。具体的には、試合を生で観戦出来なかった方々へ「当日のスタジアムの雰囲気」を試合日の前後でも感じていただくことや、埼玉スタジアムを活用したサッカー以外のイベント等も企画していきたいです。
◆浦和レッズファン・サポーターの心の拠点となる埼玉スタジアム
―――浦和レッズで働くことになったきっかけを教えてください。
大学時代は友人の紹介で浦和レッズのグッズ売店でアルバイトをしており、大学院に進学後、「スポーツ行政学」についての研究をしていました。(大学時代はめちゃくちゃ真面目な学生でした。)
ご縁もあり、レッズランドを研究の題材にさせていただき、当時のトレンドでもあった総合型地域スポーツクラブやレッズランドの会員さんたちがどれだけ地域に愛着を持っているかなどのアンケートなどを行いました。
その後レッズランドでアルバイトをさせていただき、スポーツで関わりたいという想いと埼玉のクラブチームと言えば浦和レッズしかないと思っていたこともあり、レッズランドに入社しました。そして2年前にスタジアム運営担当へ異動となりました。
―――実際、スタジアム運営担当に異動される際こんなことやりたいという願望はありましたか?
学生時代に学んだ「スポーツ行政学」という学問は、クラブチームがどう総合型地域スポーツクラブや地域と関わっているかがメインで、レッズランドではまさにその辺りを勉強させていただきました。浦和レッズが地域に根差している理由を学ばせていただき、浦和レッズのファン・サポーターの心の拠点となる埼玉スタジアムで地域に関わる仕事ができることはとても嬉しく、レッズランドで得た経験を埼玉スタジアムで還元したいと思っています。
―――思い出に残っているお仕事はありますか?
やはり、現在進行中の「埼スタカレープロジェクト」は非常に思い入れがあります。このイベントは私たちが主体というよりも、飲食売店のスタッフさんやファン・サポーターの皆さん、浦和レッズを支えてくださる方々が主体の企画なので、その時点からたくさんの方に支えられながら行っていると感じることができたからです。
もう一つは、地下鉄七号線の延伸の署名活動をやらせていただいたことです。埼玉スタジアムはアクセス面が課題となっています。当時はファン・サポーターの方と接することはあまりなかったのですが、現場に立って活動し署名をいただく際に、チームの勝敗に関わらず色々と温かいお言葉をかけていただいたことが非常に思い出に残っています。
―――浦和レッズをどのようなクラブにしていきたいですか?
浦和レッズはファン・サポーター、パートナー企業、地域の方々や後援会、スチュワードの皆さんなど様々なシーンで多くの方々に支えられて成り立っているクラブです。このことを十分に理解し活動していかなくてはならないと思っています。スタジアム運営担当の目線でいえば、指定管理者になったことで埼玉スタジアムを使ってより多くの人に浦和レッズを知ってもらうという観点があると思っています。アクセス面など改善していきたいところはありますが、多くの方々にスタジアムに足を運んでいただくには、どのような活動をすればいいのかを課題としてやっていかなければなりません。地域の皆さんに浦和レッズをより近くに感じていただけるよう、ブラッシュアップしていかなければならないと思っています。
―――最後にファン・サポーターである後援会の皆さんにメッセージをお願いします。
いつもサポートいただきありがとうございます。私は後援会ととても強い縁があると思っています。後援会の運営委員も務めさせていただいていましたし、入社したときにはスチュワードの研修で帯同させていただいたこともありました。レッズランド在籍時もイベント等で多く関わらせていただきました。スタジアム運営担当に異動してからも、グルメ情報はスチュワードの方も質問されることも多いと思うので、インフォメーションのスチュワードの方とコミュニケーションを取らせていただいています。
スチュワードさんたちにはいつも感謝していますし、後援会があっての浦和レッズだと思います。浦和レッズはチームがフォーカスされがちですが、地域や県民の皆さん、試合を支えてくださっている方々や浦和レッズを応援してくれているファン・サポーターの皆さんあってのクラブです。今までの浦和レッズへの熱い想いを是非、これからも持ち続けていただきたいです。浦和レッズが皆さんの生活の一部になれるよう、我々クラブスタッフが努力していかなければならないと思っています。
引き続き温かいご支援と時には𠮟咤激励をお願いします。コロナが明けた際には、またスタジアムに来てください!
最後に!!是非、埼スタカレープロジェクトに参加してください!!!お待ちしています♪
以上、早川拓海さんのインタビューでした。縁の下の力持ちとして、クラブを支えているスタジアム運営担当の裏側はいかがだったでしょうか?
早くコロナが明け熱気溢れる埼玉スタジアムが待ち遠しいですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。