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Hello! Reds OB
「池田太さん」Part1

こんにちは!
浦和レッズ後援会です!

今月のHello!Redsは
浦和レッズOBで池田太さんです!

池田太さんはJリーグ開幕の1993年に浦和レッズに加入後4年間選手としてプレーしていました。引退後も浦和レッズのスタッフとして在籍し、2002年から2008年まではトップチームのコーチを務めておられました。その他にもアカデミーコーチやハートフルクラブコーチなどを歴任し、2011年シーズンまでの19年間浦和レッズで活躍されていました。
その後は、アビスパ福岡でトップチームのヘッドコーチなどを務められ、2018年にはFIFA U-20女子ワールドカップの優勝監督になりました。現在はU-19日本女子代表監督指導者としても実績のある浦和レッズOBです。
選手時代のエピソードや女子サッカーに対する想いなど、池田太さんしか知らないお話をたくさんお聞きしてきました。今回も話題が盛り沢山になってしまったため、前編・後編の2本立てでお送りします!



◆サッカーの街浦和へ

―――池田太さんのサッカーとの出会いを教えてください
私は3人兄弟の末っ子で、5歳上の兄と、サッカーを始めるきっかけになった3歳上の姉がいます。兄は野球、姉はサッカーをやっていました。小学3年生の時に、姉のサッカーを見に行き、楽しそうにボールを蹴っている姿をみて「自分もやりたいな」と思ったことがサッカーを始めたきっかけです。

―――なぜお兄さんの野球ではなくお姉さんのサッカーを選んだのですか?
野球をするという選択肢は…あまりなかったですね。兄の野球を見に行き、体験したこともあったのですが、ボールが全然飛んで来ず、守っていても寒かったという思い出があります(笑)。それに比べて、姉がやっていたサッカーは、みんながワイワイと楽しそうにやっていたので、「サッカーをやってみたい!」と思うようになりました。通っていた小学校は4年生からしかサッカーチームがなかったのですが、学校の先生に駄々をこねてお願いし、どうにか3年生からのチームを作ってもらいサッカーを始めました。

―――武南高校へ進学した経緯を教えていただけますか?
当時は東京の小金井市に住んでいました。まず、高校選手権に出たいという思いがあり高校サッカーの名門校を探しており、通える範囲の学校を色々と当たりました。当時武南高校は、紫色のかっこいいユニフォームでしたし、友達とも「武南高校いいよね!」と話していて、色々と情報交換をしながら武南高校に進学しました。(結局は友達の中で僕一人しか行かなかったのですが…笑)


―――高校在籍時、浦和の高校サッカーについてどのような印象をお持ちになられていましたか? その当時、田島幸三さん、水沼貴史さん、西野朗さんなどの浦和の高校出身選手が、日本代表選手として活躍していたということもあり、浦和には伝統がある高校が多く、「浦和はサッカーどころ」という印象でした。

◆同期は西野努と池田伸康

―――大学生の時Jリーガーになることを目指していましたか?
大学4年生の時にJリーグができるという流れにはなっていましたが、自分自身の将来のことやJリーグについてのイメージもあまりできていませんでした。当時は実業団でサッカーを続けようか、サッカーを辞めて就職しようかとも考えていた時期もありました。どこの会社の面接に行こうかOB訪問などもしようかと、考え始めるところまでいっていました。
ですが、大学のサッカー部の仲間がJリーグに挑戦するという話を聞いた時、“将来自分が仕事から帰ってきてスポーツニュースを見た時にその仲間が活躍している姿を見るとどのような気持ちになるか”を考え、プロへの道へ挑戦しようと思いました。自分はJリーグで通用するか分からないけれど、サッカーを続けることを決意し、プロへの道を選び浦和レッズにお世話になることになりました。(あと少しで、リクルートスーツを買うところでした笑)


―――新加入の時のエピソードがあれば教えてください。
加入する前から、浦和レッズで同期の有望選手は既にチームの海外遠征等にも帯同していましたが、自分はそのレベルにも達していませんでした。加入前からチームに合流していた同期もたくさんいたので、これから這い上がってポジションを勝ち取っていかないといけないと思っていました。ちなみに同期には西野努や池田伸康などがいました。西野は同じDFだったのですが、先に合流していたのでいい刺激になりましたね。

―――現役時代の西野努さんとの思い出はありますか?
当時からお互い車が好きだったので、「次はどの車を買おうか」という話を雑誌片手によくしていました。今でも連絡などをする仲ではありますが、「次の車は何を買う?」までは話さないですね(笑)


以上伊藤敦樹選手のインタビューでした。
質問一つ一つにも丁寧に答えてくださり伊藤選手の人柄を感じられる、とても楽しい時間を過ごすことができました。
自分のアピールポイントをかなり真剣に考えてくださっていたところがとても印象に残ったインタビューになりました。
幼い頃から憧れていた浦和レッズのエンブレムを胸に、ピッチの上で躍動する伊藤敦樹選手にこれからも期待しましょう!