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2026.08.14

【レポート】2026年第2回スチュワード研修会

2026年7月26日(日)、さいたま共済会館で「2026年第2回スチュワード研修会」を行いました。今回の研修会では、昨シーズンの活動を振り返りながら、今シーズンに向けての活動方針などを報告・共有する第一部と、チームワーク育成スキルアップ研修の第二部。そして第三部として懇親会も開催され、スチュワードのみなさまほか、クラブのみなさま、事務局スタッフが参加しました。

「2026年第2回スチュワード研修会」
【会場】さいたま共済会館 第1ホール
【参加者】スチュワード、クラブスタッフ、事務局スタッフ 約70名
【プログラム内容】
●第一部 2025/26総括&2026/27シーズンに向けて
1. 浦和レッズ スタッフ紹介と2026/27シーズン試合運営について
2. 浦和レッズ後援会事務局紹介
3. スチュワードの現状と目指すもの(2025活動報告と2026活動方針)
4. 2025/26シーズン活動表彰
●第二部 チームワーク育成スキルアップ研修
●第三部 懇親会

開会にさきがけ、浦和レッズ後援会福田知孝副理事長が挨拶。「スタジアムには毎試合行っていますが、スチュワードのみなさんの活動には頭が下がる思いです」と感謝と敬意が述べられました。

Jリーグ開幕間もない頃、英国のウエストハム・ユナイテッドFCを訪れた際、30年間にわたりチケットのもぎりを続けるスチュワードの姿が強く印象に残っているとのエピソードを紹介。「Jリーグが生み出した新しい価値の一つがボランティア。チームを支える楽しさや充実感は、一般的なボランティアとは異なるもの」と語りました。

スチュワード活動は、ビジネスには生み出せない尊い価値があるもので、その積み重ねが地域や浦和レッズを支えることにつながるとし、「いつか自分もスチュワードに戻って活動したい」と、30年以上にわたる活動への敬意を表して挨拶を締めくくりました。

続いて、浦和レッズ清水稔代表取締役社長が登壇。「日頃より、浦和レッズ、三菱重工浦和レッズレディースならびにクラブの事業やイベントに至るまで、みなさまのご協力・ご理解をいただき、誠にありがとうございます。男女ともに新シーズンがもうすぐ始まります。チームからは新しい勢いを感じておりますので、ぜひ期待をしていただきたいなと思います。男女ともにいい結果を追い求めていきますので、ぜひスチュワード活動を通して、クラブへのご支援・ご協力をよろしくお願いいたします」とスチュワードのみなさんにメッセージを送りました。

第一部 2025/26総括&2026/27シーズンに向けて

挨拶後にはいよいよ本格的に第一部が始まります。まずはクラブスタッフの紹介と合わせて、新シーズンの変更点などが競技運営本部の中村紀彦本部長より伝えられます。
「今シーズンは、日本サッカー界、Jリーグが大きな変革を迎えました。世界に照準を合わせていく中で、我々も世界を目指してやっていきます。チームは夢中に、必死に”レッズ・ワンダーランド”を作り上げていきます。その上で試合運営においては『AFW=アシストフォーワンダーランド』。我々が謳っている“レッズ・ワンダーランド”を作り上げていくため、みなさまのお力を貸してください。一緒に戦い、一緒にファン・サポーターのみなさまの夢を叶えられる空間を作っていきましょう」

挨拶の後は、スチュワードの現状と目指すもの(2025活動報告と2026活動方針)について、発表がありました。

1. 2025/26シーズンの活動実績と総括
【男子トップチーム】
アフターコロナ期において最高値となるシーズン休日参加平均40名を記録。アンケートでは「満足」「やや満足」といったポジティブな回答が全体の約75.6%を占め、活動に対する高い評価を獲得。

【レディース】
1試合以上の参加が59人。試合平均22.35人が参加し、活動が”居場所”として機能している。

そのほか、主な取り組みも紹介され、選手やクラブ関係者の体験スチュワードがスチュワードメンバーのモチベーション向上に大きく寄与したこと。埼玉学園大での講義や学生の受け入れなど、地域との連携や試合運営以外の機会提供も積極的に行われたことが報告に上がりました。

2.男子トップチームのアンケートから見えたスチュワードの意識と現場の声
活動の原動力は「レッズへの貢献」が圧倒的な回答となり、レッズ愛が支えとなっていることが分かる結果に。次いで「仲間との交流」などもあげられました。同時に「選手による体験スチュワードの回数を増やしてほしい」「クラブのイベントサポート参加への希望」などの意見も上がり、クラブとの連携も大切な要素となっていることがわかります。

こうした意見の一方で、現場からは以下のような要望や改善点も寄せられました。

●参加ハードルの緩和
試合観戦と活動を両立するための「ハーフ参加(半日のみ)の動線最適化」や、レッズユニフォームの上にビブス着用を認める「服装改革」の必要性
●新人への配慮と原点回帰
新しく参加するメンバーが孤立しない体制の構築や、笑顔のコミュニケーションを大切にする「スマイルスチュワード」への原点回帰

3. 各専門チームのビジョンと今後の方向性
スチュワード活動の中には広報チームや社会連携チーム(シャレンチーム)、イベントチームなどがあり、昨シーズンの活動振り返りとともに、各チームで描くビジョンが発表されました。

●広報チーム
「SWの魅力を社会に届けること」をテーマに、メディアやクラブ公式との連携強化、ポスターの刷新。「note」と「X」の使い分けによる発信力の最大化を図る

●イベントチーム:
「交流」「スキルアップ」「貢献」を柱に、座学やグループワーク、他スタジアムへの遠征、さらには将来的な海外スチュワード視察の再実施などを検討

●シャレンチーム
体験スチュワードの受け入れや外部団体との協力・情報共有を継続し、クラブとファン・サポーター、地域をつなぐ「つながる場」の創出を広げていく

4. 2026/27シーズンに向けた将来構想とまとめ
次の10年に向けて、若い世代も惹きつけるコミュニティとなるような時代に合わせた柔軟な変革の提案も。30年間、築き上げてきた歴史と伝統を大切にしつつ、「スマイルスチュワード」という言葉に誇りを持ちながらも、次代に向けた取り組みも一歩ずつ進められる構想があることも伝えられました。

最後に、2025シーズン&百年構想リーグの活動表彰が行われ、浦和レッズ後援会中村修三専務理事より目録を贈呈。第一部が終了しました。

第二部 チームワーク育成スキルアップ研修

チームワーク育成スキルアップ研修は「合同チームワーク研修−30年の歴史を未来へつなぐ−」と題し、スチュワード、クラブ、事務局の垣根を超え、全員が参加してのグループワークを行いました。

●ボランティアの価値を高めるコミュニケーションを学ぶ

第二部ではまず、Jリーグ各クラブのボランティア活動を比較しながら、浦和レッズのスチュワードが主体性を持ってクラブ運営を支える存在であることが、改めて伝えられました。

続いて、より良いチームワークづくりへのワークに入ります。シートを使った自己分析から自己紹介を作成し、お互いに挨拶をするシンプルなものからスタート。特性ごとに分かれたメンバーでのグループづくり、最後にグループごとのゲームを行います。

その工程の中で、自身の感情を可視化する「ムードメーター」や、自己開示とフィードバックによって相互理解を深める「ジョハリの窓」などを活用。円滑なコミュニケーションのポイントを学習していきます。また、「なぜできなかったか」ではなく「どうすればできるか」と未来志向で問いかけることや、感謝や承認の言葉を積極的に伝えることの大切さも紹介されました。

それぞれのワークでは清水代表取締役社長も飛び入り参加。スチュワードのみなさまと声を掛け合う姿や輪の中に入り、談笑する様子も見られました。ほかにもたくさんの輪ができ、熱気に溢れます。

お互いを知り、打ち解けていく中、グループワークが徐々に進み、最後は、自身の行動特性を理解した上でチームを編成。新聞紙タワー作りに挑戦です。お互いに助け合い、知恵を出し合いながらタワーを作成。勝利チームには景品も贈られるとあって、明るい雰囲気でも表情は真剣そのもの。声をしっかりと掛け合いながらの新聞紙タワー作りとなりました。

グループワークを通して体感したのは、異なる個性を尊重し、それぞれの強みを生かすことで、より良いチームワークが生まれるということ。今回の研修でも、改めてボランティア活動を支えるのは「人とのつながり」であり、互いを認め合う姿勢が活動の質を高めることを再確認する機会となりました。

約4時間の研修を終え、中村専務理事は「充実した研修になりました。5月の研修でも白熱したディスカッションが行われ、本日も豊かな時間となったと思います。新シーズンに向けて、男女ともに浦和レッズをサポートしていきましょう。そして最後にスチュワードのみなさん、ファン・サポーターのみなさん。そしてクラブと喜びを分かち合えたらと思います。これからもよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました」と締めくくられました。

クラブ、スチュワード、後援会が一体となって“レッズ・ワンダーランド”を作り上げ、ともに戦うべく結束力を高める研修会の1日を経て、いよいよ男子トップチーム、レディースも新シーズンを迎えます。スチュワード活動も、より活発に。“スマイルスチュワード”を合言葉に、ファン・サポーターのみなさま、地域のみなさまとともに浦和レッズと新シーズンを盛り上げていきます。