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Hello! Reds OG
「柳田美幸さん」

みなさんこんにちは。
浦和レッズ後援会です!!

今月のHello! Redsは、
浦和レッズOGの柳田美幸さんです!

柳田さんは2006年に浦和レッズレディースに加入し、2009年にはキャプテンとしてなでしこリーグ優勝へ導いて下さいました。現在は三菱重工浦和レッズレディースのクラブスタッフとして、お仕事をされています。

サッカーを始めたきっかけや、プロへの道を歩んだ理由、現役引退について、またレッズレディースのクラブスタッフとしてエピソードをたくさんお伺いしてきました!



◆サッカー選手になりたいというよりサッカーを続けたい

―――サッカーとの出会いを教えてください。
サッカーを始める前は水泳をやっていたのですが、「水泳を辞めたい」と両親に言うと「他のスポーツをやるのなら辞めてもいいよ~」という話になりました。
近所のお姉さんが女子サッカーをやっていたこともあり、その影響でサッカーを始めることにしました。地元である神奈川県茅ケ崎市には自分が幼少期の頃から既に女子サッカー文化があり、私も女子チームに所属していました。そのため私は女子サッカーチームでしかプレーをしたことがありません。このことはとても恵まれていたのだなと思っています。

サッカーを始めたのは小学2年生でしたが、始めは幽霊部員のような感じでした(笑)初めて行った練習では顔面にボールが当たってしまって…とても苦い思い出ですね(笑)そのため始めの頃は練習にはほとんど行かず、上級生が卒業した頃に「人数がいないから来て」と友達から誘われて行くようになりました。

小学6年生の時に読売西友メニーナ(現:日テレ・東京ヴェルディベレーザの下部組織)のセレクションを受けました。練習場は家から少し遠かったのですが、‶サッカーをやりたいという気持ち”と‶親がサポートをしてくれる”ということで加入を決断しました。嫌々サッカーを始めた頃を思い出すと、いつの間にかサッカーをすることが楽しくなっていましたね。

―――読売メニーナからLリーグ、サッカー選手を目指そうと思ったきっかけを教えてください。
“サッカー選手になりたい”というよりも、‶そのままサッカーを続けたい”ということが進路を考えていく中での決め手となっていました。高校を卒業すると読売ベレーザでサッカーを続ける選択肢もあったのですが、企業チームの方がよりサッカーに集中ができるのではないかと思い、田崎ペルーレFCに加入しました。その後、浦和レッズが初めて女子のプロ契約選手を探しているとの情報が入り「プロサッカー選手になれる環境があるのなら、やっぱりプロサッカー選手になりたい、チャレンジしたい」と思い、浦和レッズレディースへの移籍を決めました。


―――その当時の浦和レッズの印象はいかがでしたか?
私は2006年の浦和レッズの全盛期に加入しましたが、あまりレッズのことを知らなくて…(笑)

やはりベレーザの時は東京ヴェルディを、田崎の時はヴィッセル神戸を、と地元のチームを応援していたので、浦和に来て初めて男子の試合を埼スタに見に行った時は、応援にくぎ付けになりましたね。本当に興奮して鳥肌が立ちました。「浦和レッズって凄いんだな」と思いました。メインのアッパー席で見ていたのですが、なぜか左側が気になっちゃいましたね。

―――当時感じたプロ選手としての心構えを教えてください。
プロは結果が全てだと思っていました。「あなたたちはプロだから他のアマチュア選手とは違う、それなりの結果や態度を示さないといけない」とずっと言われ続けていました。そのこともあり、他の選手と一緒ではいけないという危機感を持っていました。私以外にもプロ選手が2~3人いたのでお互いを高め合ったりもしていました。

―――現役時代印象に残っている試合はありますか?
事前に結構考えていたのですが、これといった試合が特に無くて…現役生活全てが良い経験でした。2009年にリーグ優勝をしたときは、アウェイゲームで優勝が決定したのですが、その次のホームゲームではたくさんの方が応援しに来てくださいました。苦手だったINAC神戸にも完勝して、その日の表彰式での“紙吹雪などのセレモニー”は鳥肌が立ちましたね。


―――現役引退を決めるきっかけになったことなどありますか?
2012年シーズンに引退することになったのですが、夏辺りからずっと足が痛く、色々なドクターや病院で診てもらっていました。でも、「なかなか治らないし、手術をする程の怪我でもないし…」と当時は苦しんでいました。グラウンドに出てウォーキングするのが精一杯で、プロ選手でお金をもらっているのにこれでいいのかとも思い始めていました。プロ選手である以上、“試合に出場し結果を残さなければならない”と思っていたので、ピッチに立つことができないなど考えられず、引退しようと決断しました。 気持ちの面でも、「このような状態でお金をいただいてプロ選手でいるというのは心苦しかったのでもう引退だな」と決断しました。今は“安藤梢さん”というスーパーな選手がいますけれど、当時私も32歳でしたし、復帰も難しいと考えてもうきっぱりと引退を決めました。

―――最近でいう長谷部誠選手のように日本代表も柳田さん自ら引退しましたよね?
2008年の北京オリンピックが終わり一区切りつき、自分はこれからどうするかと考えた時、「レッズで優勝したい!レッズで集中してやりたい!」と思いました。その後当時の監督、ノリさん(佐々木則夫氏)にその旨を伝え代表を引退しました。ほんと、あの時は調子に乗っていましたよね、自分から引退なんて(笑)代表を引退した翌年の2009年にレッズでリーグ優勝ができて、「あれ?もう目標達成しちゃった。これからどうしよう?!」みたいな・・・


◆現役時代にできなかったことを伝えたい

―――引退後、なぜ浦和レッズのクラブスタッフとして働くことを決めたのですか?
現役引退を決めた時、クラブと今後の進路について話しました。現役時代にとてもお世話になったクラブに対して何らかの形で恩返しをしたいと伝えました。現役時代はこれをしたいということがあるわけでは無く、漠然としていたのですが、レッズも好きでしたし働かさせていただけたら嬉しいなと思っていました。引退後のことは何も考えていなかったので、引退を考え始めたタイミングで「この先どうしようかな…」と考えるようになりましたね。

―――最初に配属されたホームタウン部で思い出に残っていることはありますか?
ホームタウン部では商店会や地域の方と接することが多く、本当に大勢の人がレッズを応援してくれているのだと現役のときよりも感じました。また、試合運営にたくさんの人が裏方として関わり、お仕事をしてくれているお陰で試合が成り立っているのだと分かりました。選手時代に自分が思っていた10倍も20倍もの人の支えがあったのだと改めて気づき、感謝しました。

―――レッズレディースの現場でコーチもされていましたよね?
個人的には、現場のスタッフよりもフロントで仕事をしたいという思いがありました。ですが、「フロントで仕事をする上でも、現場のことを知っておくのも一つだ」というお言葉もいただきました。ちょうど現場のスタッフを選ぶタイミングだったこともあり、「今できるのは私しかいないのかな、私がすることがクラブにとって役に立つのであれば是非やらせてください。」とコーチをすることに決めました。

―――フロントスタッフとしてレディース担当になられてからの想いや目標はありますか?
ホームタウン部の時はあえてレディースとは少し距離を置いていたのですが、レディース担当になり現役時代に一緒に闘っていたメンバーのために仕事をすることはとても嬉しかったです。目標は、まず選手をしっかりとサポートしたいと思っています。サッカー以外のことも考え、“サッカーだけやっていればいい”とならないように、自分が現役時代に感じることができなかったことを伝えたいと思っています。現役時代にはコーチからサッカー以外のことも大事だと指導していただきました。私も自分が経験したことを選手たちにそのまま伝えていきたいと思っています。でも、今の現役選手たちの方が私の時よりセカンドキャリアのことについても考えているので安心します(笑)


◆いよいよWEリーグ開幕・連覇へのチャレンジ

―――浦和レッズOGとして、女子プロサッカーリーグが開幕することはどのようなお気持ちですか?
「とても羨ましいな」と思います。自分の時には考えられなかったことなので。でも、これは2011年のW杯優勝や今まで色々な女子サッカーに携わってきた人たちが築いてきた結果だと思います。これからはもっと、子どもたちが憧れる選手がたくさん出てきてほしいと思います。「女子サッカー選手の誰が好き?」と聞いたとき選手の名前を言ってくれると、とても嬉しいです。このことは選手もきっと嬉しいと思うのでそのためには私自身がしっかりとサポートし、地域と選手達がより多くふれあい、もっと選手のことを好きになってほしいです。
応援をしてもらうには、「選手がまず行動に移さないといけない」と伝えています。“応援してもらって当たり前”ではいけないとも思いますしね。

―――レディースチームのスタッフとしてWEリーグをどのように迎えたいですか?
とにかく、強くて魅力あるチームになりたいです。幸い昨年優勝していることもあり、連覇を狙いたいと思っています。レッズレディースもなでしこリーグを優勝したことは何度かありますが、連覇はまだしたことがありませんし、今年はその権利を持っているので、リーグは違いますけど是非2連覇にチャレンジしたいです。

―――いつも応援してくださっている後援会会員のみなさんに一言お願いします。
いつもたくさんのサポートをありがとうございます。選手も皆さんのサポートが本当にありがたいと思っていますし、力になっています。特にスチュワードの皆さんにはいつもサポートをしてもらっているため試合はあまりゆっくりは見られないかもしれませんが、引き続き選手のことをサポート、応援して下さい。よろしくお願いします。

以上、柳田美幸さんのインタビューでした。

サッカーを始めたきっかけや代表引退など、笑い溢れる“柳田美幸ワールド”が全開のインタビューとなりました。インタビュー中もサッカー愛が溢れており、心を射抜かれてしまいそうな場面が何度もありました。サッカーが大好きなことはもちろん、“レッズ愛”も伝わってくるような時間でした。

プロサッカー選手で経験したからこそ分かる選手への気持ちや想いを持ってこれからも熱いサポートをする柳田さんを陰ながら応援したいと思います。

WEリーグ開幕がさらに楽しみになってきましたね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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